2024年12月01日

オール・シングス・マスト・パス

<日本盤の発売日を教えてもらったので、追記しました。>(2024年12月1日)

昨日(11月29日)はジョージ(George Harrison)の命日だったのだが、ゆっくり音楽を聴く時間がなかったので、今日聴いている。


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オール・シングス・マスト・パス(All Things Must Pass)の日本初回盤(東芝音工 AP-9016C)である。

なんとなくバーガンディの半透明盤で聴きたい気分だったのだ。


ボクは、この日本初回盤を二組持っている。
最初に買ったものがポスター欠品だったので、ポスター付きを買い足したのだ。

20年ほど前のことだが、どれでも1枚400円という近所のリサイクル・ショップ(いまはもう存在しない。)のレコード・コーナーで発見したのはラッキーだった。
1枚400円なので、3枚組は1200円なのだが、それでも格安だったんである。

ポスター付きを手に入れたときに、最初に買ったものは処分してもよかった(盤の状態は変わらなかったが、ボックスは後から買った方が綺麗だったしね。)のだが、まぁ二組あってもいいかとそのまま持っている。
で、さっき送り溝を確認してみたら、最初に買ったものは全てPMがA1、後から買ったポスター付きは全てPMが1Bだった。
つまり、最初に買ったものは1971年1月プレス、後から買ったポスター付きは1971年2月プレスである。
ひと月違いとはいえ、最初に買ったものを処分していたら、より初回盤に近いプレスの方を手放していたところだった。
よかった(笑)

もっとも、このアルバム、英本国では1970年11月末に発売されている。
日本でも同時発売だったとすると、71年1月プレスでも、発売翌々月プレスということになってしまう。
いや、でも、3カ月くらいは本国より遅れて発売されたんじゃないかなー
そうすると、1971年2月発売で、うちのは発売前月プレスの正真正銘初回盤になるじゃないか(笑)

日本盤の発売日がいつだったか、調べてもわからなかったのだが、誰かご存知の方いますか?


日本盤の発売日は、「ザ・ビートルズ完全日本盤レコード・ガイド」の該当ページ(https://ameblo.jp/bp-jrg/entry-12504718553.html)に出ていると、X(旧Twitter)でKaori Eさんが教えてくれた。
1971年2月21日とのこと。
ボクの推測がピタリと当たっていた。

Kaori Eさん、ありがとうございましたm(_ _)m


R.I.P.
ラベル:George Harrison
posted by 想也 at 10:22| Comment(0) | George Harrison | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月30日

想いは果てなく

11月29日は、ジョージ(George Harrison)の命日である。

今月は一つも記事を書いてないので、今日ぐらいは書いておくことにした。

今宵、ターンテーブルに載せたのは、このレコードである。


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1981年6月1日にリリースされたジョージの9枚目のスタジオ・アルバム"Somewhere in England"の日本盤『想いは果てなく―母なるイングランドー』(ワーナー・パイオニア P-10944D)だ(日本盤のリリースは、少し遅れて6月25日)。

先日ビートルズ(The Beatles)の新作"Now and Then"がリリースされた今年は、『過ぎ去りし日々』(All Those Years Ago)が収録されているこのレコードが、一番相応しい気がしたんである。

UK盤もUS盤も持っているが、日本盤を選んだのは、日本盤タイトルがいまのボクの心境に合っていたからにすぎない。

日本盤も(UK盤も)USカッティングだから、音質的には、大差はないといえばないが、では小差かといえば、あんがい違う(笑)

でも、まぁ、そんな話は命日にするものでもないだろうから、またの機会に。

R.I.P.
ラベル:George Harrison
posted by 想也 at 00:08| Comment(0) | George Harrison | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月25日

Dark HorseのUKオリジナル

<ツイッターでマト1Uに関する情報をいただいたので追記しました。>2023年2月26日19:00

2月25日はジョージ(George Harrison)の誕生日である。

これまで取り上げたことのないレコードを聴こうと棚を探る。
いや、だって、記事にならないレコードを聴いても、#NowPlayingツイートぐらいしかできないじゃん(笑)

ってことで、このレコードをターンテーブルに載せた。


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1974年11月20日にリリースされたソロ・アルバム"Dark Horse"のUKオリジナル(Apple Records PAS 10008)である。

このレコードのファースト・プレスは、マトが2U/2Uであるということのほかに、もう一つ条件がある。
レーベルが、ブルーじゃなきゃいけないんである。


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セカンド・プレスも、同じデザインのカスタム・レーベルなのだが、黒いインクで印刷されている。

このレコードには、インナースリーブや歌詞インサートが付属するが、それらはファースト・プレスとセカンド・プレスで違いはないようだ(Discogs情報)。

レーベルの青から黒への変更はかなり早い段階で行われたのだと思われる。
US盤には青レーベルが存在するが、日本盤は最初から黒レーベルである。


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うちの盤は、PMが5-1Wで発売前月プレスなうえに、ラッカー/マザー/スタンパーが1S 4/1S 3と見本盤レベルなので間違いないだろう。

日本盤が最初から黒レーベルなのは、2カ月ちょっと遅れて1975年2月5日リリースだからなのだが、ということは、UK盤もUS盤も、リリースから遅くとも2か月以内には黒レーベルに変更されていたということなんじゃないかと思う。
黒レーベル盤が市場に多いわけよね・・・

ところで、このレコードのマト、何故2U/2Uなんだろう?

送り溝にはSMAS-1-3418-Z12/SMAS-2-3418-Z12と手書きされていて、USカッティングであることがわかる。
Z11/Z11とZ12/Z12の2セットが送られてきて、前者に1U/1U、後者に2U/2Uを刻印して、前者はボツになったってことだろうか?

もちろん、その可能性もあると思うのだが、Discogsの登録を見ると、US盤は、Z3/Z3からZ8/Z8まであって(Side 1についてはZ9の登録もある。)、キャピトルの各工場に送られている。
仮にZ11/Z11とZ12/Z12の2セットが送られてきたとしても、音的に違いがあったとも思えないのである。
つまり、Z11/Z11が1U/1Uだとすると、それがボツになる可能性はかなり低い気がするんである。

そんなわけで、これはまったくの妄想なのだが、前作"Living in the Material World"のUKカッティングをやったエンジニアにも依頼していて、それが1U/1Uだったんじゃないかと考えたりしている。
("Living in the Material World"のUKオリジナルについては、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-03-12 をどうぞ。)

1U/1Uのテスト・プレスでも出てくれば、真相がわかるんだけどなー

ツイッターで、送り溝の画像とともに、マト1Uに関する情報をいただいた。
確認できたのはSide 1だけだが(Side 2は2U)、USマトがZ11でUKマトが1Uだったのである。
音的にもとくに大きな違いはなかったということなので、1Uは、ボツだったわけではなく、何かトラブルがあって、あまり(あるいはほとんど)スタンパーがとれなかったというだけのことなのかもしれない。
ボクの妄想はだたの妄想に終わったが、こうして真相が判明すると、ブログをやっててよかったなーと思うのである。


それはそうと、USカッティングなんだから、US盤も持ってなきゃダメよね・・・
そう思いつつ、UK盤が十分に良い音だということもあり、まだ手に入れていない。
US盤て個体差激しいからなー
ボチボチ探すとしよう。

US盤といえば、この記事を書くのにDiscogsを見ていて知ったのだが、US盤には、表ジャケットのヨギ(Yogi)(中央奥に浮かんだ月?の中に浮かび上がってる人ね。)がちっちゃいバージョンが存在するのね。
あのジャケットって何?
ボツ・ジャケットが紛れ込んだ感がハンパないんだけど(笑)

誰か知ってる人教えて~
ラベル:George Harrison
posted by 想也 at 20:59| Comment(0) | George Harrison | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする