今日は、1983年に公開されて一世を風靡したアメリカの青春映画『フラッシュダンス』(Flashdance)のオリジナル・サウンドトラックなんぞを聴いていた。

このレコードも売れたよねぇ。
ハードオフのジャンク・コーナーにもゴロゴロ転がっている。
日本盤ばっかりだけど。
うちのはUSオリジナル(Casablanca 422-811 492-1 M-1)である。
このレコードは、やっぱりUSオリジナルで聴きたい。
なにしろ、Allen Zentz Masteringでカッティングが行われている。

エンジニアは、ブライアン・ガードナー(Brian Gardner)で、送り溝にはフラワー・マークが両面に刻印されている。

素晴らしい音で鳴るレコードなのである。
Discogsで確認すると、このレコード、レイトになるとレーベルのクレジットが少し変わるらしい。
まず、B1に収録されているローラ・ブラニガン(Laura Branigan)の"IMAGINATION"で、初回盤では"Lyrics by M. Sembello"となっているところが、レイトでは"Words & Music by M. Sembello"にかわる。
それから、B2に収録されているドナ・サマー(Donna Summer)の"ROMEO"のパブリシャーがゲフィンに変更される("ROMEO"の横にマークが付けられて、最下部の℗ 1983 Polygram Records, Inc.の下に、マークとともに℗ 1983 Geffen Records, Inc.と追記される)。
"IMAGINATION"のクレジット変更については詳細不明だが、"ROMEO"のパブリシャーについては、ちょうど同時期に、マーキュリーから"She Works Hard for the Money"がリリースされていたことと関係しているんだろうと思う。
ドナ・サマーは当時すでにゲフィンと契約していたが、カサブランカとアルバム一枚分の契約が残っていた関係で、"She Works Hard for the Money"が(カサブランカを吸収合併していた)ポリグラムに引き渡され、マーキュリーからリリースされたという経緯がある。
このリリースと同時期だったので、”ROMEO”もいっしょにポリグラムに引き渡されたと勘違いされたんじゃないだろうか。
でも、「ちょい待て、”ROMEO"は引き渡してないぜ。」ってことで、修正されたのかなと。
うちのは、一応初回盤だった。

でも、このレコードは、初回盤もプレス枚数が相当に多いだろうから、ハズレも多そうだよね。