レッド・ツェッペリン(Led zeppelin)"Presence"の日本盤にもあるんである。

「そりゃ、見本盤はあるでしょ。ついにボケたか?」と思った貴方、ボクはボケてなんかいないのである。
このブログを読んでくださっている方々にはすでにご存知のように、ホワイト・レーベルの見本盤も、第一見本盤と第二見本盤に区別できる(詳しくは、
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-12をどうぞ)。
その二種類の見本盤の存在が、このレッド・ツェッペリン"Presence"で確認できたのである。
まず、基本情報として、"Presence"日本盤の発売日を確認しておこう。
といっても、正確な発売日はよくわからない(わかる方、ぜひ教えてくださいm(_ _)m)。
ワーナーの見本盤には珍しく、”Presence”の見本盤には発売日が記載されていないからである。

「全世界同音質を保証する輸入メタル・マザーによるプレス」だったために、発売日が見本盤プレスの段階では確定していなかったのかもしれない。
とはいえ、USリリースが1976年3月31日、UKリリースは一週間遅れて4月6日なので、日本リリースはUKと同じかその後だろう。
歌詞インサートに掲載された渋谷陽一氏の解説の日付が1976.3.24になっているので、そこからは4月下旬のリリースが推測される。
仮に4月下旬リリースだったとすると、第一見本盤は3月プレスだった可能性もないわけではないが、4月初めだった可能性も否定できない。
リリースが4月中旬なら、第一見本盤はおそらく3月プレスだろう。
さて、では、ボクが手に入れた見本盤だが、東芝プレスだったので、送り溝にしっかりとPMが刻印されていて、いつのプレスか特定できる。

4月プレスである。
リリースが4月下旬なら、第一見本盤の可能性が残る。
しかし、Side 1のこのスタンパーはあやしい。

2Mの2を消して3にしてあるのはともかく、スタンパーが5である。
重要なのに見えにくいので、そっちに焦点をあてて撮ってみよう。

間違いなく5である。
まぁ、でも、5は微妙かもしれない。
しかし、Side 2のこのスタンパーさすがに第一見本盤ではないだろう。

M-A-12である。
これまた、重要な12が見えにくいので、そっちに焦点をあてて撮ってみよう。

間違いなく12である。
もう、第二見本盤のにおいがぷんぷんと漂っている。
とはいえ、これだけでは決定打に欠けるのだが、幸いDiscogsに、うちのとは違う見本盤情報が掲載されている。
Discogsに掲載されている見本盤のスタンパー情報は、
2M-A-3/2M-A-3である。
間違いない。
うちのは第二見本盤だ。
とはいえ、Discogs掲載の見本盤もPMは6-4なので、やはり日本盤リリースは4月下旬で、第一見本盤も4月の初めにプレスされたということだろう。
輸入マザーがなかなか届かなくてヤキモキしたのかな?
そんなことをふっと想像してしまった。
さて、スタンパー
2M-A-3/2M-A-3の第一見本盤と、スタンパー
3M-A-5/M-A-12の第二見本盤、音に違いがあるんだろうか?
まぁ、まったく同じということはないんだろうけど、大差ないといいなー