2022年08月28日

考レコ学クイズ14~えっ?EPICで?

昨日8月27日は、スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)の命日だった。

ってことで、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


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スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル(Stevie Ray Vaughan and Double Trouble)が1986年にリリースしたライブ盤"Live Alive"のUSオリジナル(Epic E2 40511)である。

このレコード、特別に良い録音というわけではないが、音量をあげたときに飛び出してくる分厚い音のライブ感は、なかなかのものだ。
聴いていて楽しいレコードである。

USオリジナルのカッティングは、ロサンジェルスのマスタリング・スタジオPrecision Lacquerで行われていて、すべての面にPrecisionと手書きされているが、その後にSMと彫られていないし、内ジャケットのクレジットにも名前はないので、スティーヴン・マーカッセン(Stephen Marcussen)の仕事ではないようだ。

それはともかく、昨日初めて、このレコードにはEPICのレコードには珍しい特徴があることに気づいた。
少なくとも、ボクは、この特徴を持っているEPICのレコードは初めて見た。

では、問題です。
次の画像を参考に、EPICには珍しいこのレコードの特徴を推測してください。


20220828-2.jpg


解答編はこちら。

https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-08-29.html
ラベル:Stevie Ray Vaughan
posted by 想也 at 15:31| Comment(0) | 考レコ学クイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月21日

考レコ学クイズ13~ウソを見破れ

8月20日はフィル・ライノット(Phil Lynott)の誕生日でもある。
1日遅れだが、時差もあるし、なにせ彼はいま天国だから、世界のどこかがまだ20日なら遅れはないとも言える(そうか? 笑)。

シン・リジィ(Thin Lizzy)のレコードは、日常的に引っ張り出して聴くものも多いのだが、あえて、ふだんあまり聴かないこのレコードを引っ張り出して、お祝いすることにした。


20220820-1.jpg


5作目のスタジオ・アルバム"Fighting"のUKオリジナルである。

ふだんあまり聴かないのは、内容が気に入らないからではない。
内容的にはとても良いアルバムだと思う。
気に入らないのは音である。

まぁ、でも、その話は解答編でするとして、さて、問題です。

次の4枚の画像を見て、"Fighting"のウソを見破ってください。
(ウソに関係のある画像は2枚で、他の2枚の画像はウソとは無関係です。カムフラージュのために混ぜました。)


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解答編は下記をご覧ください。

https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-08-22.html
ラベル:Thin Lizzy PHIL LYNOTT
posted by 想也 at 16:12| Comment(0) | 考レコ学クイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月17日

考レコ学クイズ12~委託先を特定せよ

<解答編のほうのコメント欄にて、ラッカー・ナンバーやスタンパー・ナンバーについて、重要な情報をいただきましたので、追記しました。>(2022年8月21日12:30)

久保田早紀『夢がたり』をもう一枚手に入れた。
これで4枚目である。


20220816-1.jpg


ハードオフのジャンクコーナーに転がっていた(つまり税込110円)のだが、ご覧の通り帯が日焼けでかなり変色している。
しかも、インサート欠品である。
盤の状態も、決して美盤とはいえないものだった。

それにもかかわらず、何故拾ってきたのか?
なんとなく送り溝を確認してみたら、こんなスタンパー・ナンバーだったからである。
ちなみに、マト=ラッカー・ナンバーは、A1/B1しかないと思う。マトA2/B1、マトA1/B2が存在するとの情報をいただきました。どうやらマト2も存在するようです。


20220816-2.jpg


1 A 1である。
正真正銘のファースト・スタンパーだ。
これはB面で、A面の方は1 H 1とマザーがかなり進んでいるのだが、それでもスタンパー・ナンバー自体は1である。

ちなみに、以前TLでlarkstonguesin 戦慄さんが報告してくれたマザー/スタンパーが1 J 2/1 B 2だった。
マトのラッカー・ナンバーにアルファベットを使用するUSコロンビアは、Iは使用しないというから、CBS/SONYもアルファベットを使用するマザー・ナンバーにIは使用していないとすると、Hの次はJになる。
Aの次はBだから、ボクが今回入手した盤のマザー/スタンパーと戦慄さんのマザー/スタンパーの間には、連続性が見てとれる。
この連続性は、次の可能性を推測させる。

Hマザー由来の一枚目のスタンパーに1を刻印し、Jマザー由来の一枚目のスタンパーに2を刻印する。
Aマザー由来の一枚目のスタンパーに1を刻印し、Bマザー由来の一枚目のスタンパーに2を刻印する。

スタンパー・ナンバーは、こんな風に、マザー共通の通し番号としてふられているんじゃないか?
決定的証拠とまでは言えないにしても、少なくとも、一つの情況証拠とは言えるんじゃないだろうか。
この点については、『木綿のハンカチーフ』の問題にも関わるところでもあるし、もう少し探ってみたいと思っている。

マトB1でスタンパー1A2が存在するようです。
スタンパー通し番号説は否定されてしまいました。


さて、前置きはこのぐらいにして、考レコ学クイズである。

今回入手した盤には、もう一つ、著しい特徴があるのだ。

まず、レーベル形状を確認して欲しい。


20220816-3.jpg


中央の円の大きさからみて、どう考えてもCBS/SONYプレスではない。
CBS/SONYプレスなら、中央の円はもっと小さいからだ。
つまり、この盤は、委託プレスなんである。


ってことで、問題です。
この盤はどこでプレスされたものでしょうか?
次の4つから選んでください。

1 東芝EMI
2 東洋化成
3 日本コロムビア
4 ポリドール


解答編は下記をご覧ください。

https://sawyer2015.seesaa.net/article/2022-08-18.html
ラベル:久保田早紀
posted by 想也 at 00:04| Comment(0) | 考レコ学クイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする