午前中なら、アメリカはまだ6日だしね。
ブルーベックが活躍したウエスト・コーストなら、時差17時間だから、午後5時まで6日である。
つい先日、ポール・デスモンド(Paul Desmond)の誕生日に"Time Out"を聴いたので、今日はこのレコードを聴いていた。

1955年2月にリリースされたデイヴ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)"Brubeck Time"のUSオリジナル(Columbia CL 622)である。
コロンビアは1955年中にレーベル・デザインを6 Eyeに変更するから、このレッド・レーベルでプレスされていた時期はそんなに長くはない。
マトは1D/1Bで1A/1Aとはいかなかったが、レッド・レーベルなら初回盤でいいんである。
オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)に捧げたという冒頭の美しいバラード"Audrey"に感涙・・・
裏ジャケっとには、こんなスタンプが。

音楽喫茶に所蔵されていた盤なのであった。
恵比寿駅前にBlue Skyっていう音楽喫茶があったのね。
でも、東京の市内局番が2桁っていつの時代だよ?(笑)
「奥田宗宏の店」とあるけど、奥田さんて有名な方だったのかな?
検索してみたら、奥田宗宏とブルースカイダンスオーケストラ名義のCDが何枚もひっかかり、『私は音楽が好き』という御著書の紹介文には「ダンス音楽の巨匠」とある。
店名もBlue Skyだし、この方のお店に間違いなさそうだ。
ちなみに、ブルースカイダンスオーケストラは、奥田宗宏さんが1934年に創設された長い歴史をもつオーケストラで、1991年に奥田宗宏さんが亡くなられた後も、息子の英人さんが受け継いで現存しているようだ(スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラが出演する2022年12月25日開催のクリスマス・コンサートのポスターを見つけた)。
さらに検索していたら、うちのと同じBlue Skyのスタンプ入りのレコードを紹介しているブログにたどり着いた。
紹介されていたのは、やはりデイヴ・ブルーベック・カルテットのレコードで、Fantasy時代の10インチ5枚だった。
奥田宗宏さん、ブルーベックが特にお気に入りだったのね。
ラベル:Dave Brubeck