2022年12月07日

The Dave Brubeck Quartet, Brubeck TimeのUSオリジナル

昨日12月6日はデイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)の誕生日だったのだが、ジミー・メッシーナ(Jimmy Messina)を聴いていたので、ブルーベックを聴くのは今日の午前中にした。
午前中なら、アメリカはまだ6日だしね。
ブルーベックが活躍したウエスト・コーストなら、時差17時間だから、午後5時まで6日である。

つい先日、ポール・デスモンド(Paul Desmond)の誕生日に"Time Out"を聴いたので、今日はこのレコードを聴いていた。


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1955年2月にリリースされたデイヴ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)"Brubeck Time"のUSオリジナル(Columbia CL 622)である。
コロンビアは1955年中にレーベル・デザインを6 Eyeに変更するから、このレッド・レーベルでプレスされていた時期はそんなに長くはない。
マトは1D/1Bで1A/1Aとはいかなかったが、レッド・レーベルなら初回盤でいいんである。

オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)に捧げたという冒頭の美しいバラード"Audrey"に感涙・・・

裏ジャケっとには、こんなスタンプが。


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音楽喫茶に所蔵されていた盤なのであった。
恵比寿駅前にBlue Skyっていう音楽喫茶があったのね。
でも、東京の市内局番が2桁っていつの時代だよ?(笑)

「奥田宗宏の店」とあるけど、奥田さんて有名な方だったのかな?
検索してみたら、奥田宗宏とブルースカイダンスオーケストラ名義のCDが何枚もひっかかり、『私は音楽が好き』という御著書の紹介文には「ダンス音楽の巨匠」とある。
店名もBlue Skyだし、この方のお店に間違いなさそうだ。

ちなみに、ブルースカイダンスオーケストラは、奥田宗宏さんが1934年に創設された長い歴史をもつオーケストラで、1991年に奥田宗宏さんが亡くなられた後も、息子の英人さんが受け継いで現存しているようだ(スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラが出演する2022年12月25日開催のクリスマス・コンサートのポスターを見つけた)。

さらに検索していたら、うちのと同じBlue Skyのスタンプ入りのレコードを紹介しているブログにたどり着いた。
紹介されていたのは、やはりデイヴ・ブルーベック・カルテットのレコードで、Fantasy時代の10インチ5枚だった。
奥田宗宏さん、ブルーベックが特にお気に入りだったのね。
ラベル:Dave Brubeck
posted by 想也 at 15:16| Comment(0) | 思いを馳せる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月26日

YES, Fragileのお宝USオリジナル~何を説明しようとしたの?

<リック・ウエイクマンの誕生日にちなんで聴くために引っ張り出したついでに、ブックレットの該当箇所の写真を撮って追加しました。>(2025年5月18日)
<ブックレットのジョン・アンダーソンのサイン画像を追加しました。>(2025年10月26日)

10月25日はジョン・アンダーソン(Jon Anderson)の誕生日ということで、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


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1971年にリリースされたイエス(YES)の4thアルバム"Fragile"である(Wikiによると、UKリリースは1971年11月26日で、USリリースは1か月ちょっと遅れて1972年1月4日とのこと)。

このアルバムのアナログ盤は、UKオリジナル2枚、USオリジナル3枚、US再発1枚、日本盤1枚の合計7枚持っている(ほかにもCDとかSACDとかBlu-ray Audioとかも持っている)が、今日引っ張り出したのは、USオリジナルのうちの1枚である。

このアルバムについては、書こうと思えばいくらでも書くことがある。
アナログに限っても、UKオリジナルのファースト・プレスのこととか、USオリジナルのこととか、日本盤のこととか、それぞれ興味深い話があったりする。
でも、自分の知識を整理して、あらためて最新の研究を調査したり、Discogsに登録されているデータで確認したりする作業には、膨大な時間がかかりそうなので、思いっきり暇なときじゃないとできない。
いつか暇になったら書こうと思う(でも、約束はしない 笑)。

ってことで、初盤道的な話とか考レコ学的な話とかではなく、「思いを馳せる」ネタでお茶を濁そうというわけである。

今日聴いていたUS盤は、画像でもわかると思うが、ジャケットの表にサインがある。
スティーヴ・ハウ(Steve Howe)とリック・ウエイクマン(Rick Wakeman)のサインである。
ボクが書いてもらったわけではなく、Toshikoさんが書いてもらったもので、25年くらい前に「落書きあり」ってことでワンコインで入手したものだが、おそらく本物だと思う。
附属のブックレットには、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)をのぞく4人がそれぞれ自分の写真のところにサインしていて、いかにも1973年の初来日のときにもらったものっぽい。
Toshikoさんは、とりわけリック・ウエイクマンが好きだったのか、誕生日を尋ねたようで、サインのとなりに"18th May 1949"と書いてある。


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Toshikoさん、クリス・スクワイア―(Chris Squire)はパンフレットへのサインだけで満足だったとしても、 ジョン・アンダーソンには、ジャケットの方にもサインしてもらおうと思わなかったのかな?
なーんて思いながら、見開きジャケットを開くと・・・


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ブックレットのサインと若干違うのだが、これもジョン・アンダーソンのサインだよね?

ちなみに、ブックレットのサインはこちら。


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それにしても、この絵、何を説明しようとしたんだろ?

裏ジャケットで、地球から離れてる島?を描いているような気もするのだが・・・

この謎は永遠に解けないだろうな(笑)
ラベル:Yes
posted by 想也 at 00:33| Comment(0) | 思いを馳せる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月07日

色つきの女でいてくれよ

思いを馳せるべきレコードを手に入れた。

ザ・タイガースが「同窓会」と銘打って行った再結成の際にリリースした『色つきの女でいてくれよ』(JULIE 7DX1160)である。


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PSには、サインペンで「THE TIGERS 岸部一徳」と書かれている。
でも、何故、一徳さんだけなんだろう?

当時は「推しメン」なんて概念はなかったし(まぁ、誰が一番好きってのは、もちろんあったんだろうけど、それがシステム化された「推しメンのサインだけもらうサイン会」なんてのはなかったはず)、イベントでサインをもらうなら、全員のサインだよねぇ。

なんか、すごーく個人的なルートでもらったサインだったりして。
いろいろ妄想してしまうのである(笑)


それはそうと、久しぶりに聴いてみたら、この歌、けっこう刺さる。


     ♪ さよなら ぼくの美少女よ
     ♪ きりきり舞いの美少女よ
     ♪ いつまでも いつまでも
     ♪ 色つきの女でいてくれよ


「さよなら」って言うんだから、「ぼく」を「きりきり舞い」させた美少女は、「ぼく」のもとを去っていくんだな。

記憶ってのは色褪せていくもんだから、彼女の記憶だって、色褪せてしまうのは必然。

色褪せないでくれと願ったって(「色つきの女でいてくれ」ってそういうことだよね?)、それは無理な話というもの。

だいたい、色褪せてくれなかったら、次の人にいけないじゃん。

ん?次の人に無理に行く必要なんてないのか?


そこでふっと、映画『いま、会いにゆきます』を思い出した。

巧にとって澪の記憶は、一生色褪せないだろう。

巧は心からそれを望んでいるし、その願いはきっと叶う。


さて、ボクをきりきり舞いさせた彼女の記憶は、果たして色褪せるんだろうか?

もうずいぶん会っていないが、いまのところ、まだ、まったく色褪せていない(笑)
posted by 想也 at 23:32| Comment(0) | 思いを馳せる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする