ってことで、佐野元春さんの『スターダストキッズ』(EPIC /SONY 07・5H-140)を手に入れた。
ヤフオクでテキトーに落札した(当然、誰も争ってこない 笑)ものなので、届くまで(状態は写真を見る限り心配なさそうだったが、スタンパー的に)不安だったのだが、届いてみたら、スタンパーより、まずマト問題に直面した。
届いたレコードのマトがA2/B1だったんである。
まさかのセカンド・プレス?と思ったのだが、ここは落ち着いて考察する(笑)
マト2のA面(このレコードの場合FRONT SIDE)のスタンパーは1-A-2で見本盤か?というぐらい若い。
これで、マト1のB面(このレコードの場合BACK SIDE)のスタンパーが進んでいたら、A面リカッティング・レイトが確定である。
おそるおそるB面のスタンパーを確認すると、1-A-3ではないか!
A面とほぼ同じで、これまた見本盤か?というぐらい若いぞ!
ってことは、A面のマト1は存在しないか、仮に存在するとしても、マト2も最初から存在したと考えるのが合理的だ。
ホッと一安心である。
それにしても、見本盤レベルのスタンパー・ナンバーというのは実に気分がいい。
早速、ターンテーブルに載せて聴いてみる。

おぉ!
確かに、ぐんと前に迫ってくるボーカルの迫力が素晴らしい!
バックも実にタイトで明快だ。
特撮ピストルズさんによれば、『No Damage』(EPIC /SONY 28・3H-81)に収録されているものとかなり音が違うらしい。
ってことで、さっそく比べてみる。

ホントだ。
『No Damage』のほうは、ボーカルがあんまり前に出てこない。
その分音場全体が横に広がるので、これはこれで悪くないのだが、まったく違う感じに聴こえるのは確かである。
この曲については、『No Damage』収録に際して特に手を加えていないはずなので、これはマスタリングの違いなんだろう。
で、VNLに合うのは、もちろんシングルの方である。
♪ 真夜中の扉に足をかけて
♪ この街のノイズに乾杯!
スターダストキッズだった頃を思い出すなぁ。
「本当の真実」は見つけられなかったけど(笑)
ラベル:佐野元春