2025年01月29日

James Ingram, It's Your NightのUSオリジナル

今日1月29日は、ジェームス・イングラム(James Ingram)の命日だと、TLに教えてもらった。
もう亡くなってたのね・・・

彼のことは、名前はなんとなく知っていたが、つい先日までちゃんと聴いたことはなかった。
近所のハードオフやブックオフにぶらりと立ち寄ったときに、ソウル系の良さそうなアルバムのUSオリジナルを見つけたら買うようにしているのだが、昨年末のこと、1983年にリリースされた彼のデビュー・アルバム"It's Your Night"のUSオリジナル(Qwest Records 1-23970)を見つけた。
それで初めてちゃんと聴いたのだった。

命日だし、今宵はこのアルバムを聴くことにしよう。


20250129-01.jpg


80年代ソウルのヒット・アルバムだから、そういう内容である。
聴いてると、なんとなく青春時代の甘酸っぱい思い出が蘇ってしまう(笑)

マスタリングはバーニー・グランドマン(Bernie Grundman)で、インナースリーブにも明記されている。


20250129-02.jpg


"Originally Mastered"だから、レイトになると、BGカッティングではないものもあるのかもしれないが、うちの盤は間違いなくBGカッティングである。


20250129-03.jpg


”5”をひっくり返したような”2”といい、”る”に見える”3”といい、間違いなくBGの筆跡だ。

良い音である。


R.I.P.
ラベル:James Ingram
posted by 想也 at 23:45| Comment(0) | Bernie Grundman(BG)の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月27日

紙ジャケグランプリ受賞記念でルーチョ・バッティスティ『8月7日午後』を聴く

今日の正午頃、紙ジャケ探検隊のWEBサイトで、『2024年度 紙ジャケグランプリ』が発表された。

https://www.indierom.com/kami/gpx/gpx24.htm

詳しくは上記のページを見ていただくとして、グランプリは、「ソニーミュージック・プログレッシヴ・ロック・紙ジャケット・コレクション 第5弾 ルーチョ・バッティスティ編」にあっさり決まったとのこと。

ってことで、紙ジャケグランプリ受賞を記念して、今宵は、ルーチョ・バッティスティ(Lucio Battisti)の『8月7日午後』(Amore E Non Amore)を聴いていた。


20250127-01.jpg


紙ジャケじゃないんかーい!(笑)

いや、ボクは、もはやCDはほとんど聴かないからね。

「せめてイタリア・オリジナルでも出してこいよ。」と言われそうだが、日本盤(キングレコード Seven Seas GXF-2044)しか持ってないんだから仕方ない。

でも、日本盤でも素晴らしい音で鳴るんである。

ってことは、イタリア・オリジナルは、もっと素晴らしい音でなるのか?

そうなんだろうな。

そのうち手に入れたいなぁ。
ラベル:Lucio Battisti
posted by 想也 at 23:03| Comment(0) | European Rock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月26日

Cheap Trick at Budokanの日本盤

3日前の1月23日のこと、ロビン・ザンダー(Robin Zander)の誕生日だったので、1978年リリースのライブ・アルバム『チープ・トリック at 武道館』を引っ張り出して聴いた。

以前記事にしたことのあるUS盤(Epic FE 35795)である。
https://sawyer2015.seesaa.net/article/2021-02-22.html

この記事を書いたときには、US盤しか持っていなかったが、その後日本盤(Epic Sony 25•3P-5)も手に入れた。
そもそも、日本盤がオリジナルだから、持っていないとね。

とはいえ日本盤の方は、買ったときに一度さらっと聴いて、US盤の方がいいなーと思ったので、そのまま棚の肥やしになってしまった。
考えてみれば、じっくり聴き比べもしていない。
良い機会なので、この週末に聴き比べてみることにした。


20250126-01.jpg


CBS SONYカッティングらしく、黄色い声援がより黄色く聴こえるので、これはこれでいいんだろうけど、US盤に比べると低域が沈まないし、空間的な音の広がりも少し劣る。

やはり、最初の印象通り、STERLINGカッティングのUS盤が好みである。

ただ、気になるのは、日本盤のマトがA5/B4と進んでいることだ。
「でも、Discogsを確認してもA5/B4しか登録されてなかったんだよなー」と、もう一度確認してみると、前に見た時には見落としたのか、それともあらたに登録されたのか、見本盤の登録があり、そこにはマトA3/B3というのが登録されているじゃないか。

見本盤だけA3/B3だったという可能性もあるが、このレコード、海外で評判になって国内売上と同じくらい輸出されたということだから、初回がマトA3/B3で、輸出対応のために増産の必要が生じて追加カッティングされたのがマトA5/B4という可能性も十分に考えられる。

マトA3/B3の日本盤は、US盤を凌ぐ音かもしれない。


あと気になるのが、うちの日本盤の送り溝にあるこの刻印である。


20250126-02.jpg


A5の方のマザー/スタンパーが1 A 10、B4の方のマザー/スタンパーが1 A 19なのだが、Side 1の1 A 10のあとにビクター・プレスのスタンパー刻印のような※があるのだ。
点が三つだから、ビクターのルールでは、スタンパー・ナンバーは4ということになる。
つまりこれは、ビクターにメッキ処理を委託したってことか?
(10と4じゃ一致してないじゃないかと思うかもしれないが、1対1で対応していればいいので、数字は別に一致している必要はないと思う。)

CBS SONYプレスでもたまにこの※を見かけるから、CBS SONYでもこの刻印を使っていたという可能性もある。
もし、CBS SONYでもこの刻印を使ってたとして、やはりスタンパー・ナンバーを表すものだったとすると、スタンパー・ナンバーが二種類必要になるってことは、コピー・シェル使用ってことか?

さて、どっちの推測が正しいんだろう?
あるいは、どっちも間違っているんだろうか?
ラベル:Cheap Trick
posted by 想也 at 22:10| Comment(0) | 国内盤研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする